2019.5.30
NF×Sauna Camp. in 森、道、市場2019、Part.1ではコンセプトをご紹介しました。今回は当日のレポートをお届け。「NF」とのコラボレーションによって実現した「サウナと音楽の融合体験」。フェスとサウナという新しい挑戦が、どんな空間を作り上げていたのかを語ります。▷NFとのコラボ経緯はコチラ ▷NF #12 -Sauna Camp.- 特設サイトはコチラ晴天に恵まれ、迎えた初日NF×Sauna Camp. in 森、道、市場2019が決定して以来「音楽を目当てに来るお客さんに、サウナを楽しんでもらう」という課題と向き合い続けてきました。テントサウナの良さは体験してもらえればきっと伝わるけど、そこには無数のハードルがある。考えうる限りの準備をして、告知にも力を入れてきました。でも、当日を迎えるまで、サウナがガラガラになる不安は拭い去れませんでました。しかしフタを開けてみたら大人気!オープン前から行列ができ「今年の森、道、市場はこれを楽しみに来た!」「3日間ここに通うつもり」なんて声も聞こえてきました。嬉しくて叫び出しそうでしたよ!続々とお客さんがサウナに入っていき、あっという間にサウナは満員状態。一番人気は北海道産のフレッシュヴィヒタ。葉の柔らかいフレッシュヴィヒタが取れるのはこの時期だけなので、初めて体験した人も多かったはず。アロマは男女で好みに差が出ましたね。男性にはスモークサウナなど渋めの香り、女性にはローズマリーはちみつレモンなどが人気でした。女性のお客さん、想像以上にたくさんいらっしゃいました。みんなアロマの香りを真剣に吟味していましたね。日中はわいわい会話を楽しみながら、アクティブにサウナを楽しむ方が多かった印象です。友達同士で入るのはもちろん、偶然居合わせた人たちと仲良くなるのもテントサウナの醍醐味。SNSでも見かけましたが「一緒になった人たちと話すの楽しかった!」という声は本当によく聞こえてきました。森、道、市場にきて、ステージも市場も置き去りにしてサウナに入っている。そんな非日常を共有する同士って、そりゃ仲良くなりますよね。男女の楽しそうな声が聞こえてきて、正直うらやましかったです!サウナーキッズも来場!今回は利用に年齢制限をつけなかったのですが、嬉しいことにサウナーキッズも多数来場してくれました!スタッフが丁寧にサウナの入り方を教えると、みんな実践してくれていました。素晴らしいぞー!サウナーキッズ達は、いたく気に入ってくれたようで「もう一回入っていいですか!」と何回もサウナと水風呂を往復してくれました。ちなみにフィンランドでは生後半年からサウナに入るそうです。サウナは大人だけのモノっていうのは、勝手な思い込みなのかもしれませんね。ご覧の通り、見事なととのいっぷり!みているこっちまで嬉しくなります。彼らの他にもサウナーのお父さんお母さんに連れられて、見事な英才教育を受けた子たちもいました。キッズが多かったのは嬉しい誤算でした。企画の段階でぼくらの中には「男女で区別をつけたくない」「年齢制限をかけたくない」というものがありました。サウナは正しい知識さえあれば、みんなが楽しめるもの。同じ空間を、居合わせた人々で共有してほしい。そんな判断が間違っていなかったのかなと思えた光景に、思わず笑みがこぼれました。夕暮れからは幻想的な雰囲気に日が暮れはじめ、プールがライトアップされると、徐々に幻想的な雰囲気に。ライトアップされたプールを眺めながらサウナに入る頃、あたりにはサカナクション岩寺さん、江島さんが今回のために制作した、サウナ専用のオリジナル音源が流れはじめました。アンビエントな雰囲気の音に、生命の力強さを感じさせるビート、そして恍惚感をともなった展開。昼のパーティ的な雰囲気から一変して、最高のチルアウト空間が広がります。アロマの香りと熱に包まれ、青く光るプールでクールダウンする。ふわふわ浮かびながら頭をプールへ浸けると、あたりの音が消え、ディスコステージの重低音だけが身体に響く。まるっきり初めての身体経験に、感じたことのない興奮と恍惚が押し寄せる。まるで宇宙にいるような幻想的な空気感。「サウナのイメージ自体が変わってしまった」と熱っぽく語るお客さん。実は同じ感動を、ぼくらも感じていました。プールの温度はサウナフリークが満足するキンキンの温度ではありませんでした。それでも、恐ろしいほどのディープリラックスを体験した人がほとんどだったのではないでしょうか。光、音、香り、会話。様々なファクターが、サウナ体験を変えていく。サウナはセッティングだけが全てじゃない。五感全てで楽しむものなんだと思う。街のサウナだけでは想像しなかった、知りえなかったサウナの魅力が、まだまだあるのかもしれない。そんなことを感じさせてくれる時間だったと思います。音楽はサウナをどう変えていくか金曜日の夜、ディスコステージは大トリ、山口一郎さんのDJで最高潮を迎えていました。フィナーレにぼくらもステージにあげて頂き、NF×Sauna Camp.の成功をメンバーのみなさんと祝い合いました。ステージの上で踊りながら聴いた「シャングリラ」「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」は一生忘れられないと思います。サウナが縁となって岩寺さんと出会い、すごいところまで来てしまったなぁと胸が熱くならざるを得ませんでした。このステージに立てたことはもちろん物凄く光栄なことなのですが、ぼくらの胸に込み上げていた一番大きなものは、達成感や満足感とは少し違うものでした。この日Sauna Camp.はステージに上がらせてもらったけど、それは正確な事実じゃない。正確には「サウナという文化」そのものが、この日、華やかなステージに上がったんだと思う。そのことへの嬉しさで胸がいっぱいでした。「サウナ、最高に楽しい、もっと知りたい」。そんな感情をみんなが抱くほどのグルーヴ感が、この日のNF×Sauna Camp.にはあった。ステージに上がったのは、サウナという文化なんだ!眩しい景色を前に身体を揺らしながら、そんなことを考えていました。サウナの歴史を、少しだけ前へ金曜日のステージ終わりの夜、誰もいなくなったプールサイドで、少しだけアフターパーティをしました。演奏を終えた岩寺さんが遊びに来てくれて、一緒にテントサウナを満喫。NF×Sauna Camp.の感想を語り合いました。そこで話題に登ったツイートがあります。このツイートを見ながら「NF×Sauna Camp.がきっかけになって、音楽のある場でサウナ楽しむ文化が広まってくれたら嬉しいね」と、岩寺さんと語りました。文化としての広がりをみせるきっかけになったらいいなという想いは、NFチームもぼくらも一貫して同じでした。SNSでは他にもいくつか「ターニングポイントになると思う」と言っていただいているのを目にしました。嬉しい限りです。森、道、市場に来たお客さんのうち、700人以上がサウナを満喫した。音楽とサウナ、最高だったよと言ってもらえた。改めて、すごいことだなぁと思います。大げさに言えば、歴史が少しだけ動いたのかもしれない。そんな高揚感を会場のお客さんと同様に、ぼくらも感じていました。最後にひとつだけ10台のテントサウナの管理、受付、物販などをしてくれたSauna Camp.スタッフは総勢45名。木曜日には大量の物資搬入から深夜まで設営。開催日は昼12時から夜10時まで10時間を交代で運営。薪をくべたり入場管理したりはもちろんのこと、お客さんにサウナの入り方や魅力を解説したり、楽しんでもらえる工夫を動きながら実践してくれました。実はスタッフは全員、ほぼボランティアなんです。サウナが好きで、テントサウナを一緒に楽しんできた仲間たちが「手伝ってもいいよ」と力を貸してくれました。愛車にタオル1,600枚乗せて現地へ来てくれたり、ほとんど赤字で製作物を用意してくれたり、各々の専門知識を活かして安全管理に努めてくれたり、そもそもみんな仕事休んできてくれてたり…。「サウナが好き、サウナの良さを知ってほしい」。そんな情熱を持った仲間たちがいなかったら、NF×Sauna Camp.は全く違う空間になっていたと思います。この場を借りて、スタッフのみんなへ感謝を伝えたいと思います。本当にありがとう!またどこかのテントサウナで!改めまして、NF×Sauna Camp. in 森、道、市場2019、ご来場いただきありがとうございました!ぼくらにとっても素晴らしい時間となりました!みなさんと一緒にテントサウナできて本当に楽しかったです!この企画に誘っていただいたサカナクション岩寺さんをはじめ、NFのみなさん、森、道、市場、会場のラグナシア、協賛・協力企業のみなさん、すべての関係者の方々に感謝がつきません!またいつか、こんな機会がきたらいいなぁと思っています。サウナをガンガン暖めて、またみなさまをお待ちしたいと思います。それではまた、どこかのテントサウナで!▷NF × Sauna Camp. スペシャルムービーText:Sauna Camp. 大西 洋 Photo:Sauna Camp. 添田 康平
2019.4.20
「日本中のテントサウナオーナーが、せーので同じ日にサウナキャンプしてたら楽しそうじゃない?」そんな思いつきから考えた企画「Sauna Camp Day」。全国各地で同じ日に、テントサウナオーナーが白煙をあげる。体験希望者はそこに遊びにいく。みんなでわいわいアウトドアサウナを楽しむ。1年に一度、そんな日があったら楽しそうだと思いませんか?テントサウナのオーナー急増してる!Sauna Camp Festival以降、テントサウナオーナーが増えた実感があります。嬉しいことに来場した方から購入相談をうけたり、SNSで購入報告をよく聞くようになりました。テントサウナがキャンプ場で当たり前になる日も遠くないんじゃないかな、なんて妄想しています。少し前まではほとんど誰も知らなかったテントサウナというギアですが、ここ最近認知度グングンあがっています。僕らもNHKニュース「おはよう日本」さんに出させていただくことになったり、シーンが徐々に熱を帯びていくのを感じます。まさか初めてのTV出演がNHKさんになるなんて思ってもみなかった。公共放送局なのに攻めすぎですNHKさんありがとう!そんな状況もあり、SNSで遠方の方から「ウチのキャンプ場でもやっていいよ!」とか「東北でサウナキャンプやって!」など嬉しいお声がけをいただくことも増えました。でも関東を中心に活動する僕らは、行ける場所に限界があります。そんな時いつも「あの近くには確かテントサウナーの◯◯さんがいるな」「あそこで開催したらきっと◯◯さんも来るな」とか考えていました。せーので同じ日にテントサウナやってみる?「キャンプ連れてってー!」は、ほぼ100%実現しない。これはキャンパーにとってはあるあるネタで…。いざ行くとなると、装備も関係性もスタイルも違うから、なんとなくいつかで終わってしまうんですね。ましてやサウナキャンプはけっこう準備も手間かかりますから、そういうことも多いです。でも例えば、年に1度くらいそういう日があったらどうだろう。頻繁におもてなしキャンプするのは大変だけど、年に1度くらい、自慢のテントサウナを知らないだれかと楽しむってアリなんじゃないか。そういう機会あれば、僕らと違うエリアにいる人にもテントサウナ体験のチャンスが広がるんじゃないか。そんなことを考え始めました。サウナキャンプで生まれる一期一会 それはサウナの魅力そのものかも?Sauna Camp Festivalは、友人のテントサウナオーナーたちに手伝ってもらって実現したイベントです。オーナーのみんなに頑張ろうとは言ったものの、始まってみたら「がんばりすぎじゃない⁉︎」とこっちが心配になるくらい、薪をくべ続けてくれました。終わった後にオーナーたちに感想を聞いてたんですが「せっかく自分のテントに来てくれた人には、熱くて良いサウナを体験してほしかった」とか「喜んでくれるとこっちも楽しくなった」なんて言ってくれてました。それわかるんですよね。テントサウナ初体験の人とかが自分のテントサウナ入って「これやばい!!!」って言ってれくれると、グッとくるもんがあるんです!友人のこのツイートが、ぼくはけっこう心に残りました。あぁそうだな、サウナキャンプの魅力ってこういうところだよなぁって。テントサウナという非日常を通じてその場にいるサウナ好きがわいわいする瞬間って、本当に最高なんですよね。街のサウナでもふとした瞬間に知らない人と会話が始まったりすること、ごくまれにありますよね。あれに遭遇すると「サウナってやっぱりいいな」ってしみじみ思うんです。たまたま居合わせた人と空間を共有する。一期一会は、サウナの大きな魅力のひとつなんだと思います。「Sauna Camp Day」が実現したら、日本中でそんな瞬間が生まれるのかもしれません。賛同してくれるオーナーさん募集!「Sauna Camp Day」はまだ構想段階ですが、今年の春くらいにできたらいいなぁなんて思っております!どこか大きな会場を借りるわけではないので、オーナーのみなさんのホームフィールドで開催してもらえればと思います。どこで開催しているかは、僕らのサイトでみれるようにしたいと思います!というわけで、まずは賛同していただけるオーナーのみなさん!下のフォームからぜひ登録していただけると嬉しいです!具体的な実施概要や日程発表後にキャンセルでももちろん構いませんので!まずはどのくらいの数が集まるか知りたいので、ぜひお気軽にお願いします!「Sauna Camp Day」がサウナ好きをつなぐきっかけになれば嬉しいです!実現にむけてがんばります!どうぞよろしくお願いします!Sauna Camp Day▷実施日 2019年春開催予定(開催日検討中) ▷場所 各テントサウナオーナーのホームフィールド ▷参加方法(テントサウナオーナー) まずはフォームから事前登録をお願いします!実施概要が決まった時点で詳細をお送りします。 ▷参加方法(テントサウナ体験希望者) 実施日と参加オーナーが確定した段階でサイトにて告知します。一覧から参加したい場所を選んでご予約ください。キャパオーバーを避けるため、事前予約必須と致します。 ▷料金 薪カンパ代を設定したいと思います。ご参加の方から各オーナーさんに直接お渡しして頂こうと思います。 ▷コンセプト 全国のテントサウナオーナーが、同じ日にサウナキャンプします!もし体験してみたい人がいれば、予約すれば誰でも遊びにきていいよ!というイベントです。関東圏の方はもちろんですが、Sauna Camp.がなかなか遊びにいけない地域のオーナーの皆さん、ご賛同いただけたらぜひ!テントサウナ熱を全国でもりあげていきましょう!テントサウナオーナー登録はコチラ
2019.4.17
2019年4月20日、全国同時にサウナキャンプ!北は北海道から南は鹿児島まで、テントサウナから熱い煙がもくもくあがります。参加オーナーは28組、受入席数はなんと180席にもなりました。ご参加の方、まだ悩み中の方へ、あらためてご案内です。Sauna Camp Day 参加申し込みは コチラをチェック!27オーナー、21会場、180名受入!おかげさまで募集開始からたくさんのテントサウナオーナーのみなさんにご登録いただきました!その数なんと27組!全国での開催地は21か所になりました。受入れ総数は180名を越えました!地域によって少しばらつきはあるものの、かなりたくさんの体験希望者の方々をお迎えできそうです!みなさま本当にありがとうございます!Today is the Sauna Camp Day開催3日前の現時点で、全国的に晴れ予報でホッとしています。やっぱり、サウナキャンプは晴れが一番ですね。みんなでポカポカ陽気のなかで、思いっきりサウナキャンプを楽しみましょう!余談ですがサウナーはいつでも「いやー今日はサウナ日和だな」って言葉にしますよね。雨がふっても雪がふっても、外気浴が気持ちいいとか言ってしまう。暑い夏の日は水風呂がきもちいい。なんでもかんでもサウナ日和にしちゃうサウナーの前向きさっていいよなぁって思います。万全の準備をして、紳士淑女の楽しみ方を!オーナーさんたちは基本的にボランティアでサウナを暖めてくれます。参加者のケアをすべてできるわけではないと思いますので、基本的にDo it yourselfの精神で臨んでいただければと!自然の中での開催も多いので、万全の準備をしていきましょう!▽参加者持ち物水着サンダルタオル、タオルポンチョ休憩用のイス飲み物や食べ物(差し入れ歓迎!)▽参加者の心得キャンプ場の利用料はご自身でお支払い下さい貸切でない開催地がほとんどです。大騒ぎ厳禁!オーナーさんはボランティア参加なので設営撤収お手伝い大歓迎!「これあったら楽しそう?」をもちよりましょう!薪代カンパを代表オーナーさんへ1000円ほどお願いします素敵な偶然がうまれますように!Sauna Camp Dayは企画しているぼくらにも、どこでどのくらい盛り上がるイベントなのか把握できません。全国各地にいるテントサウナオーナーのみなさん、参加希望のみなさんで、サウナの中をピースフルな空間にしてもらえたらと思います。「ここの会場、こんなことあったんだよ!」なんて話を、あとでぼくらにも聞かせてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです!各地の盛り上がりを目に見えるようにしたいので、オーナーの皆さんも参加者の皆さんも、ぜひ #SaunaCampDay で発信してくれたら嬉しいです。晴れた空の下でサウナ好きがヒザを寄せ合ってテントサウナでロウリュする、清流に飛び込んで、地面に寝っ転がってととのう。誰かが焼いたソーセージをつまんで、すっかり片づけまで手伝って地元でアフターサウナする。なんかもう想像しただけでも幸せですね!安全第一ですが、めいっぱい楽しみましょう!最後に、まだ空きのある会場がいくつかあります。土壇場で参加するより、少しでも早く応募してもらえると嬉しいです!オーナーもできるだけお客さん来てくれた方が嬉しいと思います、ぜひぜひお気軽にエントリーしてみてください。それではテントサウナを暖めて、お待ちしています!Sauna Camp Day 参加申し込みはコチラ
2019.3.2
「NF #12 -Sauna Camp.-」in 森、道、市場 2019 出展決定しました!サカナクション主宰のカルチャープログラム「NF」とのコラボレーション企画です。会場の一部にテントサウナが現れます。音楽×サウナの化学反応、ぜひ体験しに来てください。森、道、市場 2019 モノとごはんと音楽の市場。日本全国から素敵なモノやおいしいごはんを携えたお店が350店以上集まる市場と、ジャンルを問わず素晴らしい音楽が複数のステージで演奏される野外イベント。今年で9回目の開催を迎える。海辺と遊園地に点在するステージに約90組のアーティストが出演する予定。 [開催日程] 2019年5月31日(金)~6月2日(日) [会場] ラグーナビーチ&遊園地ラグナシア (愛知県蒲郡市) [オフィシャルサイト] 森、道、市場 2019サカナクション主宰のカルチャープログラム 「NF」とのコラボレーションが決定森、道、市場2019に、サカナクション主宰のカルチャープログラム「NF」が3年連続となる参加が決定。NFは音楽だけでなく、ファッション、映像、食など、さまざまなコラボレーションをすることで知られています。今回のコラボレーションは「サウナ」。ぼくらSauna Camp.は、NFのカルチャープログラムとして出展します。音楽×サウナの化学反応をぜひ体験しにきてください。もちろんDJ、バンドといった音楽も充実していく予定。詳細は森、道、市場2019のサイトをチェックしてください。Sauna Camp.は現在、どんなサウナ体験が提供できるか、コンセプトワークを進めています。詳細が決まり次第、このサイトでもアップしていきます。続報をお待ちください。みなさまにサウナの素晴らしさが伝わりますように!●NF公式サイト https://nf.sakanaction.jp/●山口一郎(サカナクション) – DJ @ NF in 森、道、市場 2018
2019.3.2
サカナクションが主宰するカルチャープログラム「NF」。森、道、市場2019内で行われるNFになぜSauna Camp.が登場するのか。少しだけ経緯を説明しておきたくてこの記事を書きました。「サウナって最近よく聞くけど、何が魅力なのかわからない」と感じる人も多いと思います。でも「NFとのコラボなら少し興味あるな」という人はきっといるはず。“NF × Sauna Camp.”という場が、サウナという文化との良い出会いになってくれたらと、心から願っています。はじめまして Sauna Camp.ですこの記事を読んでいる方の多くは、ぼくらのことを知らないと思いますので、簡単に自己紹介を。サウナキャンプは「テントサウナ」という移動式のサウナを使って遊んでいるユニットです。湖や川の側にテントを張り、中に薪ストーブを組み込み、サウナストーンを乗せ、あらゆるフィールドに「サウナ」を持ち込んでいます。気候条件にもよりますが、100℃くらいまであがる本格的なサウナです。熱されたサウナストーンにアロマ水をかけると、良い香りが全身を包みます。熱い蒸気で体感温度は急上昇、身体が芯から温まります。しっかり汗をかいたら湖や川へ飛び込んでクールダウン。水からあがったら、森の風にふかれてリラックス。サウナー用語でいう「ととのう」感覚をゆったりと楽しみます。サウナがつないでくれた縁サウナから天然の水風呂にダイブする気持ちよさは、一度体験するとやみつきになるぼくらはほぼ毎日サウナに通い、いつもサウナのことばかり考えている、いわゆる“サウナー”です。TwitterやInstagramでサウナ仲間と「あそこのサウナがよかった」「ここのセッティングが変わった」「新しい入り方を実験してみた」なんて話ばかりしています。「ととのう」という感覚は、サウナの大きな魅力。瞑想、癒し、覚醒、すべての感覚が同時に身体を包む。2017年の春ごろ、インスタでサカナクションの岩寺基晴さんがサウナについて投稿しているのを目にしました。投稿一覧を見ると、ライブ終わりに訪問したサウナの感想がずらり。岩寺さんは寄せられた「サウナ苦手なんです」というコメントに「水風呂の気持ちよさを知ってほしい」と答え、「何分入ればいいんですか?」の質問には「サウナ室のコンディションで変わりますよ」と丁寧に丁寧に書かれていました。一瞬で「あ、めちゃくちゃサウナ好きなひとだ」と感じました。本当に好きかどうかって、同じ趣味の人はわかりますから。嬉しくなってコメントを書いたところ、ご返信をいただき、そこからときどきサウナの話をさせていただくようになりました。ほどなくして、どうやらお互いが理想とするサウナ像がかなり近いということがわかってきました。サウナの中でどんな音が鳴っていてほしいか、熱さや広さはどうか、水風呂までの導線はどの店が理想か…。ほかにも海外のサウナ文化や、地方で発掘した穴場情報など、とにかくずーっと話がつきませんでした。1年くらいひたすらオンラインでサウナの話を続けたと思います。あまりにも話がつきないので、サウナに行って話そう!となりお会いさせて頂きましたが、やっぱり話すことはサウナのことばかり。さらに山口一郎さん、江島啓一さんもかなりのサウナフリークと判明し「いつか一緒にアウトドアサウナできたらいいですね」なんて話を、館内着姿でさせていただきました。NFという実験場で「音楽×サウナ」の可能性を考える館山のビーチで行われている音楽とアートのフェス「ZIPANG」出展時の写真。延べ100名以上がサウナを楽しんだ。2018年夏、ぼくらはZIPANGという野外音楽イベントに出展しました。正直、音楽フェスでサウナに入る人って、どのくらいいるのか想像もつきませんでした。でも、フタを開けたら凄まじい人気。踊りつかれた人たちが、サウナと水風呂でリフレッシュしてめちゃめちゃ元気になり、またフロアに戻っていく。口コミでサウナを知った人が集まってきて、どんどん広がっていく。その場で居合わせた人たちの間に、いつのまにか会話がうまれていく。最高に幸せな空間が広がっていました。 ステージで鳴っている音楽によってサウナの中の空気感が変わることは、ぼくらにとっても発見でした。セレクトされる音がチル系なのか、アッパー系なのかで、まったく別の雰囲気になっていく。サウナ好きの間では温度や湿度については議論されますが、音に関して語られることはほとんどありませんでした。しかし、体験した人はきっと気づいたはずです。なんて魅力的な変数なんだと。そして2018年末、本格的にNFのコラボレーション相手にサウナを考えているという話が持ち上がりました。さっそく岩寺さんとサウナでお会いして提案書を作り、幾度かの打ち合わせを経てSauna Camp.とのコラボが決定しました。「音楽×サウナ」の可能性を、NFで一層深く探ることができるというのは、ぼくらにとってもものすごく楽しみなことです。「NF #12 -Sauna Camp.-」in 森、道、市場 2019 でどんなサウナ体験ができるのか、ぼくたちはNFチームと一緒に構想を練っています。素晴らしいものになるようにしたいと思いますので、続報をお待ちいただけたら嬉しいです。サウナという究極のソーシャル空間男女で一緒に入れるのもテントサウナの魅力。肩書がなくなり、フラットな対話が生まれるぼくらはサウナを、究極のソーシャル空間だと思っています。服と一緒に肩書を脱ぎ捨て、居合わせた人々がフラットな関係で空間を共有する。もっといえば、ケンカしようにもどうやっても丸腰。サウナという非武装空間では、お互いうまくやるしかないんです。だから、たまたま居合わせただけの人とも不思議と仲良くなる。共通の友人がいるわけでもなく、業界が近いわけでもないぼくらとサカナクションのみなさんが出会ってコラボレーションすることになったのも「サウナ」という要素が大きい気がしています。NFのサウナにはきっと、心地よい偶然が満ちると予感しています。「サウナも音楽も、目に見えないものを楽しんでいる」プロジェクトを通じて山口一郎さんと一緒にサウナに入ってお話した中で、印象に残った言葉が「サウナも音楽も、目に見えないものを楽しんでいる」でした。サウナフリークとしての考えですが、サウナの良さは入ってみなければ絶対にわからないと思います。身体を包む熱、蒸気、香り。そこから解放され、キリッと冷えた水に浮かんでいるときの恍惚感。そして休憩しながら風に吹かれているときのディープリラックス。世界がまわるほどの気持ちよさ。いわゆる「ととのう」感覚。それらは共通項がありつつも、すべての人で体験している世界が異なります。圧倒的に「個の体験」が重要な文化なんですね。最近、サウナがちょっとしたブームになっています。貢献しているのは「ととのう」という共通言語であり、体感するのが正解という風に考えられています。この言葉のおかげでサウナは我慢する場所という誤った認識が正されたのは非常に大きなことだと思います。でも、「ととのう」だけがサウナの魅力のすべてではありません。どんな風に楽しむのが正解かなんて、それぞれ感じている世界が違うんだから、絶対のモノはないんです。他人の感覚をアテにするものではないし、日々のなかで揺蕩うものでもあります。簡単に定義してしまうと、状態に囚われることにもなります。感じたことが全てです。どうぞ自分の感覚だけを頼りに、会場でサウナの楽しさを探ってみてください。冒頭でも触れましたが「音も香りも熱も、目に見えないという点では似ている」という言葉に、ぼくらは音楽とサウナ両方への深い探究心を感じました。映像や写真や文章だけでは理解できない、五感どころか六感も七感もフル動員して得る体験。それは音楽ライブにも通じることなのかなと思います。少しおおげさかもしれませんが、サウナ×音楽にはまだ未知の体験があると思っています。サウナフリークのみなさんにも、それを確かめにきて欲しいと願っています。少し長くなってしまいました、お付き合いいただきありがとうございます。どうしてもサウナーのみなさんに「サカナクションというサウナを愛してやまないアーティストがいて、本気でサウナのまだ見ぬ未来を考えている」ということを伝えたかった。サカナクション、NFのファンのみなさんに「サウナという奥深い世界に触れてほしい」とどうしても叫びたくて、この記事を書かせていただきました。サカナクション、NFが大好きなみなさん、サウナを愛してやまないみなさん、どんな方もお待ちしています。NF×Sauna Camp. が最高の空間になりますように!Sauna Camp. 代表 大西 洋●NF公式サイト https://nf.sakanaction.jp/●森、道、市場2019 オフィシャルサイト
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