2021.2.15
近年、たくさんの人がテントサウナを楽しむようになりました。ユーザーの増加は喜ばしいことですが、一方で安全対策やマナーには課題があると感じています。火事やヤケドといったリスクに対する対策の徹底は不可欠。キャンプ場などでのマナーについても、共通の認識が必要でしょう。実際に安全対策やマナーの問題から、テントサウナ禁止となったキャンプ場も出てきています。テントサウナが日本で文化として定着できるように、ユーザー共通の「安全」と「マナー」のガイドラインを考えたいと思います。「安全ガイドライン」が必要な理由テントサウナは日本で楽しまれるようになってから、まだ数年の歴史しかありません。初めは一部の愛好家のみで楽しまれていましたが、今や多くの人が関心を寄せるアクティビティになったと言えるでしょう。SNSでは、危険だと感じるテントサウナの投稿が少なからずあります。中には命に関わる重大事故に繋がる可能性がある危険な投稿も。そういった投稿を見つける度に直接安全を呼びかけてきました。そういった方のほとんどは、危険性を正しく認識していませんでした。事故や怪我は、アウトドアの経験や知識で防ぐことができます。しかし、テントサウナについてまとまった安全対策情報がないのも確かで、長らく課題を感じていました。そこでSauna Camp.はこれまでの経験を元に、全てのテントサウナユーザーに守って欲しい「安全ガイドライン」を作りたいと考えました。下に記載するのは、ガイドラインの素案です。Sauna Camp.が実際に運用してきて「ここは危険だな」「ここはルール化した方がいいな」と思う項目をまとめています。素案の作成には、テントサウナ愛好家であり安全対策に見識を有する「やまなしサウナ倶楽部」に協力してもらいました。ありがとうございます!テントサウナ安全ガイドライン (ver 0.1)5つの項目に分けてリスクを検証安全ガイドライン(案)では、理解しやすいようにテントサウナ運用フェーズを5つに分け、それぞれに潜むリスクを検証しました。1、運用準備 2、設置・運用 3、利用 4、撤収・片付け 5、マナーに関する事項(補足)テントサウナができない天候はどういう時か、安全な設置場所や地形はどういう条件か、テントの設営で気をつけることは何か、ストーブを安全に運用するには何が必要か、撤収で知っておかなければいけないことは何か……。出来るだけ具体的に書いています。マナーに関する項目は「補足」と書いてありますが、決して重要度が低いわけではありません。とあるキャンプ場では「水着の人がうろうろしてて嫌だ」というクレームが入っただけで、テントサウナ禁止になってしまったというケースもあります。テントサウナが楽しめるフィールドをちょっとした理由で失わないためにも、マナーはみんなで守っていく必要があります。これらはもちろんSauna Camp.が国内正規代理店として扱っている「MORZH」に限ることなく、SavottaやMobibaといった様々なメーカーのテントサウナも考慮しながら作成しています。ぜひダウンロードして、できればテントサウナの袋に入れておいて頂ければ幸いです。テントサウナ安全ガイドライン (ver 0.1)「安全ガイドライン」(案)を完成させるためにこのガイドラインはあくまで「案」だと考えています。完成に足りないものは2つ。専門家の意見と、他のユーザーの意見です。薪ストーブやアウトドアの専門家にテントサウナの構造を理解してもらい、危険性やリスクが潜んでいる場所を洗い出す。これによって素案は一層の実効力を持つと考えています。さらに、実際に使用しているユーザーさんたちの声も欠かせません。実際に起きてしまったトラブルやヒヤリハットを取り入れたいと考えています。「この項目はうちの地域では無理」など、地域ごとの特色も取り入れる必要もあるでしょう。そのためには、オープンな場での意見交換が必要です。時間はかかりますが、徐々に完成させていければ良いなと考えています。テントサウナ安全ガイドライン (ver 0.1)完成したら、ユーザー、施設、参加者、みんなで活用しよう!テントサウナの安全ガイドラインの対象は「テントサウナに関わる全ての方」を対象にしています。テントサウナユーザーは、キャンプ場で実際に楽しむ際のセルフチェックに。イベントを企画する人は、安全に運営する目安のひとつとして活用できると思います。イベントに参加する人にとっても、主催者が「テントサウナ安全ガイドラインを守っています」ということが、安心材料のひとつになればいいなと考えています。▼テントサウナユーザー: 安全対策とマナーのセルフチェック ▼キャンプ場・体験施設: 利用者にガイドライン遵守を約束してもらい秩序を維持 ▼イベント運営者 : ガイドライン遵守でお客さんへの安心を提供 ▼イベント参加者 : イベントに参加するかチェックする判断材料にテントサウナが一番活用されているのは、やはりキャンプ場です。安全ガイドラインが、キャンプ場で積極的に活用されるようになればいいなと思っています。キャンプ場はテントサウナ愛好家に「テントサウナを設置するならテントサウナこれを守って」と伝えられるようになる。安全はもちろん、キャンパー、釣り人、ウォーターアクティビティを楽しむ人達との調和に繋がります。テントサウナ愛好家もキャンプ場に「ガイドラインを守るからテントサウナをやらせて欲しい」と伝えやすくなるメリットがあります。まだまだ存在自体を知らないキャンプ場さんがほとんどだと思いますので、理解を深める手助けになれば嬉しいです。テントサウナ安全ガイドライン (ver 0.1)「気持ちいい世界」を目指そう!テントサウナを愛好する人は「気持ちいい」が大好きなはずです。テントサウナを通じて自然と一体化する気持ちよさ。森の風に吹かれながらのととのい。他のどんなものにも代え難い気持ちよさがありますよね。みんなで心の底から気持ちよくテントサウナを楽しむためには、安全とマナーは真摯に向き合う必要がある課題です。ぜひ、クールなアウトドアサウナーのみなさんに、力を貸してもらえれば嬉しいです。薪ストーブやアウトドアに知見のある専門家の方。テントサウナに関する危険に気づいた方。ぜひご連絡をお待ちしております。 ガイドラインに盛り込んでいけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!テントサウナ安全ガイドライン (ver 0.1)Text:Sauna Camp.
2020.12.31
激動の2020年。アウトドアサウナ界隈もイベント中止など、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けました。しかし一方で「貸切」「アウトドア」という特徴が追い風となり、テントサウナ愛好家の数は一気に増加。テントサウナ歓迎というフィールドも増え、数年前とは違った景色になっています。今回はSauna Camp.の2人が、2020年をふりかえり、アウトドアサウナの躍進と将来の課題について語ります。大西 - 記事、SNS情報発信、サウナ偏愛系イベント企画を担当。 兼康 - デザイン、グッズ開発、エクストリーム系サウナイベント企画を担当。ユーザーもフィールドも一気に増えた2020大西) 色々あったけどテントサウナ、すごい人気だよね。兼康) ユーザーめちゃめちゃ増えたね。キャンプ場行ったら他のテントサウナユーザーさんが先にいるとか、普通になってきた。個人はもちろんだけど、ホテル、キャンプ場、ネイチャーツアー、自治体でイベント活用される例も増えてきた。大) 田沢湖サウナとかロケーションも含めて最高だよね。テントサウナっていうフィルターを通すことで地域資源がこれまでと違う魅力を持つってほんと素晴らしい。日本中の湖畔や清流沿いにサウナがあるのが当たり前になる世の中、だいぶ近づいてきた気がするね。兼) コアな遊び方してる人たちが出てきてるの面白いよね。大) MORZH使ってくれてる福島で林業やってる人とか超アツいね。庭で毎日テントサウナ入ってて、もっとも効率の良い薪の太さや焚べ方について研究してる。2021年は一緒にテントサウナ専用の薪パックとか販売しようって盛り上がった。別の林業やってるオーナーさんも、国産のウィスク一緒に作ろうって言ってくれたり。他業界の専門家と新しいことできそうなのがワクワクするね。兼) 個人ユーザーさんからは、自宅の庭とか屋上でやりたいって問い合わせ、めちゃめちゃ増えたよね。都心部でも広いテラスでやってる人をたまにSNSで見るけど、テントサウナできるスペースもってるの羨ましい(笑)。大) 電気サウナストーブ×テントサウナ、来年リリースできそうだね。兼) テスト結果は上々だったね。ロウリュしたらかなり熱かった!サウナストーブの会社さんから「一緒にやりませんか」って声かけてもらえたの嬉しかったな。都市部にお住いのみなさん、2.5メートル四方のスペースと200V電源さえあれば、都市部でもテントサウナできるようになります。日本未発売のストーブでピッタリなの見つかったので準備進めてます、2021年の発表をお楽しみに!大) 2021年はサウナキャンプで使うギア類をもっと開発したいなあ。テントサウナに最適なベンチとかストーブガードとか欲しいよねやっぱり。ベンチは足が置ける台がついたやつ。自分たちがユーザーとして欲しいものをどんどん商品として開発していきたい。兼) ロウリュで使うアロマオイル、天然ハーブ、国産ウィスクも来年いくつか販売開始できそうだね。タオルポンチョとか水着とかサウナキャンプで使うウェアも充実させたい。水面下で進めてるプロジェクト、早く発表したいね。変化するサウナイベントのカタチ兼) イベントは受難の年だったなぁ。3月に予定していたサガサウナをはじめ、秋までのイベントがコロナで17本キャンセルになったもんね…。森、道、市場2020でNFと2回目のコラボするはずが中止になったの、本当に残念だった。大) イベント中止がきっかけでサカナクションの山口一郎さんとインスタライブ1時間やらせてもらえたのはいい思い出だったけどね。兼) インスタライブ好評だったね、大西のサウナ話が止まらなくて面白かった(笑)。緊急事態宣言が明けてからは、イベントのスタイルも少し変化したな。愛知県の遊園地ラグナシアのサウナプールパークとか、原宿の屋上でやった原宿サウナみたいな、グループ貸切系が中心になった。あとは前からやりたかったラフティングサウナみたいなエクストリーム系がスタートしたのもトピックだね。ラフティングサウナ:https://youtu.be/zOhBKoNX-TQ大) 11月の寒さでラフティング×サウナってほんとヤバい企画だったよね。しかも告知から開催まで1週間しかなかったのに、ほとんど完売。エクストリームシリーズはサウナ体験そのものはもちろん、1日通しての楽しさが凄まじい。アクティビティ系はもちろんだけど、食やフレグランスやテクノロジーとの組み合わせでサウナ体験を変える、五感ハック系企画も来年はトライしていきたいね。兼) 新しいサウナ体験はどんどん模索していきたい!ずっとやりたかったサウナキャンプスクールも、来年からスタートできそうだね。大) やっとマニュアルもできた!テントサウナやりたい人ってキャンプ歴長いというより、サウナが好きでアウトドア始めたいって人多いから、危なっかしいところが多くて。SNS見ててヒヤヒヤしてた。テントサウナには危険もつきものだから、事故にならないように、正しい知識を身に着ける場が必要だよね。ペグの打ち方から薪ストーブの扱い方まで教えてくれる、テントサウナ初心者向け講習プログラム。もう少しで正式スタートできるはず。最初は関東からだけど、ゆくゆくは全国で受けられるようにしていきたい!▼ 2020年 Sauna Camp.イベント一覧 ・Outdoor Sauna Meeting 2020(2月) ・オンラインサウナバザール ・サウナプールパーク(9月) ・原宿サウナ Vol.1(10月) ・サウナキャンプスクール第0回プレ講習会(10月) ・ラフティングサウナ(11月) ・とびうおクラブ(11月) ・原宿サウナ Vol.2 オリジナルアロマ(11月) ・万平蒸祭(11月) ・気仙沼サウナクラブ(11月) ・サウナヤミ市(全4回)兼) こうしてみると、結構やってるね(笑)。10月、11月は毎週末イベントやってた。大) ちなみにメディアはこんな感じ。マツコ会議とか今年なんだなあ…はるか昔のことに感じるけど。以前に比べて、TVのメジャーな番組も注目してくれてるのがわかるね。▼TV ・日本テレビ「マツコ会議」出演(1月) ・NHKニュース山梨(2月) ・BS朝日「サウナを愛でたい」出演(3月) ・テレビ朝日「注文の多い初キャンプ」出演(3月) ・NHK総合 / Eテレ「趣味どきっ!」(3月) ・WOWOW「サウナーーーズ ~磯村勇斗とサウナを愛する男たち~」出演(4月) ・TBSテレビ「バナナサンド」(11月)▼雑誌 ・「別冊GO OUT」出演 ・「MONO Magazine」出演(11月) ・マガジンハウス「anan」寄稿▼ラジオ ・TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」出演(3月) ・TBSラジオ「ACTION」出演(3月) ・InterFM「牛乳石鹸 presents STAY_OFURO」(10月) ・J-WAVE「SONAR MUSIC 出演(11月)▼WEB ・メガネのアイガン ・CAMP HACK ・森、道、市場をお茶の間で ・ヤンマガWEB安全ガイドラインの策定が急務!大) 一番の本題なんだけど、テントサウナ界、このままだとちょっと危ないよね。兼) 本当に。深刻な事故だけは起こらないようにできることは全部していかないとね。大) テントサウナは火を扱うから、火事やヤケドはもちろん、一酸化炭素中毒のリスクもある。MORZHの日本語マニュアルにはその辺も書いてあるから、買ってくれる本気度の高い人は読んでくれてると思うけど。事故リスクの説明とかあんまりなさそうなお手軽がウリのレンタルビジネスとか、危なっかしく感じる。あと経験少ないままイベント開催してお客さん入れてる主催者がいるのも気になる。テントサウナのブランドも増えてきてるし、そろそろ明確な安全ガイドラインが必要だと思う。兼) みんなでこれだけは守ろうっていう明確な規定はあった方がいいよね。いざ事故が起きた時、安全ガイドラインがないと一律で「危険だから禁止すべき」ってなっちゃう。どんな道具やアクティビティにもリスクはあるし、正しい使い方をしてるかどうかがポイントなのにね。アウトドアサウナの文化を守る意味でも、安全ガイドラインの整備は必要な時期にきてるよね。大) 安全啓蒙とマナーについての記事がすごく反響があったんだよね。みんな危機意識はもってるんだと思う。きちんと形になっていれば、ガイドラインを守ろうっていうムードになると思う。あと、マナーやモラルの問題もきちんと向き合うべき時期なんだと思う。トレイルランニングが流行した時もハイカーと対立したんだよね、山を走るなって。既存のキャンパーや釣り人と対立してしまうのは避けたい。お互いを尊重しながら、フィールドをどうシェアしていくかを考える方が健全だと思う。水風呂に入る前は汗を流そうぜっていうのと同じで、みんなが気持ちよく楽しめるためのマナーを広めていくことが大事だよね。兼) イベントを運営する人が増えてきて、公衆浴場法とか消防法の問題も出てきてるよね。テントサウナは新しい文化だから、該当する条例やガイドラインが存在しなくて、ノールール or 現実的に不可能な高いハードルの二者択一みたいな構図になってしまうという。都市部は設備が揃っていたりでよくても、自然の中は特にハードルが高い。大) 実はSauna Camp.は、東北のMARUMORI SAUNAさんがルールメイキングのプロ「Pnika」さんと提唱したアウトドアサウナのルール作りを引き継いで、このプロジェクトを進めてるんだよね。厚生労働省の方にヒアリングしたり、やまなしサウナ倶楽部のメンバーと自主規制ガイドラインの素案作りを進めたり、温浴業界のプロフェッショナルに相談したり。少しずつ形になってきてる。Pnikaには弁護士さんはじめルールメイキングのプロが揃ってて本当に頼もしい。法令や条例の改定、厚労省の通知になれば話は早いかもしれないけど、まずはプレイヤーがどういうガイドラインが必要と感じているかを自分たち自身で発信する必要があるよね。兼) 業界としての自主規制ガイドラインが先に必要だよね。実際にたくさんのイベントを経験してきて、どういうところが危ないとかも理解しているから、実効力を持たせられていると思う。素案ができたら、オープンな場で議論したい。プレイヤーだけだと気づけないリスクもあるから専門家や行政の意見も取り入れることが必要だし。大) 東京都の川井キャンプ場で「テントサウナ禁止」が明言されてしまったんだよね。ホームページに禁止の理由として書かれているのが保健所からの指摘。一般ユーザーさんもまとめて禁止対象になってるのはかなり厳しい措置だと思う。SNSを見る限り、これまでは個人の小さなイベントが開催されたりしていたらしき場所だから、開催許可についてや既存のキャンパーとの間になんらかの不和が生じてしまったのかなと想像してて。最終的にはキャンプ場さんの判断なんだけど、理由はどうあれ、貴重なフィールドが減ってしまうことは避けたい。事態は思ったより早く深刻になってると思う。兼) プロジェクトがオープンになったら、皆さんのお力をお貸しください!!あとここでテントサウナが楽しめるよというマップもつくります!サウナゆく年くる年大) アウトドアサウナを含め、サウナ人気が高まってるのはいいことなんだけど、ブームやファッション的に消費して欲しくないっていう気持ちは強く感じた1年だったかな。サウナフリークとしては、サウナ愛好家のツボおさえてないなーとか、ビジュアルが映え最優先だなこれみたいな企画も増えてきた印象。多様性が出てきてるのはいいことだけど、やっぱりサウナは五感をベースにした体験そのものが全てだと思う。施設サウナでもテントサウナでも特設サウナでも、そこにサウナ愛がないとグッとこない。サウナ愛が暴走してるような企画がもっと増えてほしい!兼) それぞれが考える独自のサウナ体験が増えてくと楽しいよね!個人的にはゴリゴリにコアな体験がたくさんできるとうれしいな。日本のサウナ独自進化とげててやべーなって言われるくらい(笑)でも、マニアックすぎると裾野が広がっていかないけどね。テントサウナで言うと、イベントやりたいって思ってる人はまず自分たちで徹底的に楽しんでほしいかな。その上で「これが最高だ!」っていう体験をつくってくれると嬉しいな。ぜひ入りに行かせて欲しい(笑)お客さんに「テントサウナってこんなもんか」って思われてしまうと、切ないね。オリジナリティある体験企画がどんどん出てきてくれた方が、Sauna Camp.としても面白い。大) 繰り返しになるけど、テントサウナ界は安全面やマナーモラル問題をいよいよみんなで真剣に考えていかないと、トラブルで禁止になるフィールドや自治体が増えて、こっちで禁止されたからあっちでやろうみたいな焼畑農業の状態になっちゃう。そうなると将来的には、イベントに関しては指定登録者制度みたいにしなきゃいけなくなるかもしれない。東京都が大道芸の人たちをヘブンアーティストとして登録制にしたみたいに。イベントに関しては、事故防止が絶対の最優先事項だからね。兼) あとグッズ担当としては、引き続きオリジナリティを追求したいかな。アウトドアサウナが楽しくなるアイテムを増やしていきたい。テントサウナ自体、まだ日本に来て数年のカルチャーだから、全然道具がない!例えば、Sauna Camp.は地面でのととのいスタイルを推奨してるんだけど、ラフに地面に敷いても落ち葉で汚れたりしなくて、多少の石も痛くないタオルとか。素材レベルからできたら面白いな。一個一個手探りだから一緒につくってくれる仲間も欲しいね!こんなのあったら良いのにと思うものを全部いちからつくっていきたい。あと、パクリやパロディは絶対やりたくないね。人が考えたものをかすめ取るような安直なパクリになっちゃうと、無だよな。なんか足したくなっちゃう。この前オリジナルで、軽くて乾きやすくてショート丈な、女子でも履きやすい水着つくってさっそく失敗しちゃったんだけど(笑) 透ける女子用水着:https://saunacamp.stores.jp/items/5fd062c7b00aa3250c954ca3大) いろいろあるけど、Sauna Camp.の活動は本当に楽しいね。やりたいことがありすぎて時間が全然足りない。兼) 2021年は、サウナ付きアパートをつくる計画もあるしフルスロットルで頑張らなきゃ!2人でやってるプロジェクトだからゆっくりしか進めないのはもどかしいね。でも、だからこそ、信じた企画をブレずにやっていこう。イベントでスタッフとして手伝ってくれてるみんなや、一緒に新しい企画を進めてくれる仲間は本当に貴重だね。大) サウナ企画にしてもウェアにしてもギアにしても、自分たちが本当に良いと思うことだけをこれからも発信していこう。やっぱサウナ愛がすべてだよ。WEBもリニューアルしたことだし、2021年は記事もガンガン更新していくぞー!兼) みなさま、Sauna Camp.をこれからもどうぞよろしくお願いします!2020.12.31 Sauna Camp.
2020.11.7
アウトドアサウナの新しいアクティビティ、始動します! 東京都・御岳渓谷にテントサウナ「MORZH」を設置しながら、秋の清流ラフティングを楽しむプログラム。最高の見ごろを迎えた紅葉と、キンと冷えた晩秋のラフティング。夏と違って人が少なく、滔々と流れる清流を大満喫できるアクティビティです。ちょっぴり刺激的な秋のアウトドア、一緒に楽しみませんか? お申し込みは記事の後半にて! 晩秋のラフティング&サウナテントサウナ×ウォーターアクティビティって、絶対に相性いいよね! フィールドでテントサウナを楽しむ仲間たちと、いつもそんな話をしていました。そんな時「秋のラフティング、実は最高なんでもっと知ってもらいたいんです。サウナがあったらめちゃめちゃ楽しめると思います、一緒にやりませんか!?」というオファーが!今回のパートナーになる、サウナ大好きなリバーガイドさんが所属する「みたけレースラフティングクラブ」さんです。「みたけラフティングクラブ」は東京都・御岳渓谷エリアでラフティングサービスを提供するアウトドアツアーの会社。ほとんどのラフティングツアー会社は夏だけの営業ですが、ここはなんと通年営業!最初聞いたときはびっくりしました。ラフティングは装備さえしっかりすれば、1年中楽しめるアクティビティらしく、清流が見せてくれる四季折々の顔を楽しんでもらうべく、真冬も営業しているそうです。全然知らなかった凄い!!開催予定の11月初旬は、御岳エリアの紅葉が最高の見頃を迎えるタイミング。誰もいない川をラフティングで下って、冷えた身体をテントサウナで温める。ロウリュでしっかりと汗をかいたら、キリッと冷えた川を流れながら紅く染まる自然を見上げる。計画を聞いたときは超絶エクストリームな企画になるかなと思ったけど、なんだかめちゃめちゃ気持ち良さそうです!「秋ラフティングなんて考えたことなかったけど、サウナあるならアリかも」と思ったアナタ、ぼくらも同じ気持ちです。お待ちしています。4年前、ぼくたちはサウナから真冬の湖に飛び込みたい一心でテントサウナを買いました。初期衝動こそ人生における最高のスパイスだと思いませんか?ちょっぴりエクストリームなサウナ体験、一緒に楽しみましょう!新宿から電車で最短1時間18分、青梅線「御嶽駅」から徒歩1分。サウナ大好きなガイドさんが、清流に6人乗りのボートを浮かべて待ってます。大自然が広がる多摩川御岳渓谷に、日常を極彩色に変えるサウナ体験が待っているはずです。 当日の流れをご紹介秋のラフティングはウエットスーツが必須。着用すると思ったより温かいです!装備をととのえたら、さっそくラフティング体験!御岳のラフティング難所エリアとも言われる区間を約1キロ、クールダウンリバーします!絶景の紅葉を堪能しつつ、思いっきりラフティングを楽しんでもらいます。清流をくだり、身体が冷えたころ、白煙が上がる場所が見えてきます。待っているのはロシア製超高温テントサウナ、MORZH。川遊びで冷えたカラダをロウリュで芯まであっためてください。もちろん水風呂はキンキンの清流。ライフジャケットは必須ですが、天然の清流水風呂を存分にお楽しみいただけます。せっかく川のプロ、リバーガイドさんが一緒なので、いろんな水風呂スタイルを楽しめるようにオファーしています。リバーガイドさんの指導のもと、エキサイティングな水風呂体験ができるようです!ラフティングは最初の1回ですが、サウナがあるスポットでも川遊びを楽しめます。SUPを使ってのリバーフロート外気浴や、ライフジャケットだけで川にダイブするボディラフティングなど、秋の川遊びを大満喫!一緒に楽しみましょう! SAUNA×RAFTING エントリーはこちら!サウナ&ラフティング申し込み<開催概要> 開催日 2020.11.7(SAT), 11.8(SUN) 集 合:みたけレースラフティングクラブ(〒198-0173 東京都青梅市御岳本町359) 交 通:JR青梅線 御嶽駅徒歩1分 参加費:10,000円(税込) 対象年齢:中学生以上〜 定員:各日AMツアー16名、PMツアー16名(1艇最大4名) 持ち物:水着、着替え、タオル、水分補給用のドリンク 貸 出:ウェットスーツ、ヘルメットなどの備品は貸出無料 AMツアー:08:30 集合、11:30解散 PMツアー:12:30 集合、15:30解散 ※当日の気象状況によってツアー内容に変更がある場合があります ラフティングパートナー紹介みたけレースラフティングクラブ多摩川・御岳渓谷(東京都青梅市)にて2011年7月設立。レースラフティングの大会運営や大会出場に向けての講習プログラム、またラフティングやパックラフトなど体験プログラムを開催しております。リラックスした雰囲気のなかで思う存分パドリングを楽しみましょう。ラフティングをすることが決して特別な体験ではなく、日常生活のなかにあるスタイルを提案しています。https://mitakerc.net/ Q&AQ:どんな人が参加できますか? A: サウナラフティングツアーは体調の悪い方、妊娠中の方、飲酒をしている方はご参加頂けません。ツアー中のラフティング 、パックラフト体験におきましては初めての方でもお気軽にご参加下さい、みたけレースラフティングクラブのガイドがしっかりサポート致します。Q どのような格好でサウナラフティング体験をしますか? A:サウナラフティング体験ではウエットスーツ、ライフジャケット、ヘルメットの装備が必須です、またレンタル代金は参加費込みとなっております。テントサウナ体験後の水風呂に関しましても、自然の川を使用しますので安全確保のためヘルメット、ライフジャケットの着用にご協力お願い致します。Q:ラフティング初めてでも大丈夫ですか?1人でも平気? A:はい、大丈夫です。ベテランガイドがしっかりサポートしますので安心してご参加ください。もちろんソロ参加も大歓迎です。ちなみにラフティングガイドは大のサウナフリークで、この企画の発案者です。激流を下りながらサウナトーク楽しみましょう。Q:子どもでも参加できる? A:中学生以上からのご参加となります。Q:11月のラフティングって寒くて死にませんか? A:ウェットスーツを着用するので大丈夫です。みたけレースラフティングクラブは通年営業なので雪の降る真冬もラフティングを実施しています。元気に生きています。Q:持ち物は何が必要ですか? A :水着、着替え、タオル、サウナでの水分補給用ドリンクを各自ご持参の上お越し下さい。ツアー中に使用するウェットスーツ、シューズ等必要な装備につきましてはこちらでお貸出しします、料金はツアー代に含まれます。Q:着替え場所、お風呂、ドライヤーの用意はありますか? A:すべてあります。ツアー終了後はお風呂であたたまっていただけます。Q:交通手段は? A:電車をご利用の場合/JR青梅線御嶽駅から徒歩1分※駅を背にして駅前の道(青梅街道)を左方向に(青梅方面)へ約100メートルで到着します。お車でお越しの場合/圏央道日の出ICから約35分。駐車スペース(7台)ございます。Q:雨の場合は中止ですか? A:雨天決行です。ただし大雨で水位基準を超えた時や河川状況の悪化等、こちら側で危険と判断した場合には中止致します。悪天候の場合はツアー前日正午までに開催の有無を判断し中止の場合は代表者の方に連絡させて頂きます。Q:保険について A:みたけレースラフティングクラブのツアーは障害保険に加入しています。ツアー中の事故につきましては保険額内の保証は行いますが、それ以外の責任は負いかねますのでご了承下さい。Q:キャンセル規定について A:お申し込み完了後、参加者様のご都合によるキャンセルの場合はキャンセル料金(100%)が発生します。 悪天候による中止の場合は全額返金致します。 お問い合わせ:みたけレースラフティングクラブ https://mitakerc.net/ みなさまのご来場をお待ちしております!SAUNA×RAFTING申し込みページ[s content="2020.11.7(SAT) 08:30~11:30の回2020.11.7(SAT) 12:00~15:30の回2020.11.8(SUN) 08:30~11:30の回2020.11.8(SUN) 12:00~15:30の回"] 題字:shu horiuchi(.MP) 写真:みたけレースラフティングクラブ
2020.10.24
原宿「MOSHI MOSHI ROOMS」屋上に、テントサウナ&プールが出現!都心の空の下で「ととのう」体験、してみませんか?今回は特別企画、オリジナルアロマづくりも開催。自分だけのアロマをブレンドして、テントサウナでロウリュしよう!予約フォームは記事の最後にて!原宿の屋上にテントサウナ出現!「原宿サウナ」は都会のどまんなかで、テントサウナを楽しむ企画です。普段アウトドアで眺める景色とは違った風景は、非日常感満載!自然とは違った開放感があります。窓からの景色も絶景!夜は夜景を楽しみながらサウナとロウリュを存分に楽しめます。仲間や家族と楽しめるプライベート空間のサウナ。リラックスしてのんびり過ごしてもらえたらと思います。プライベート銭湯!? DOSUKOIが利用できる会場のMOSHI MOSHI ROOMSには魅力的なコンセプトルームがたくさんあります。「原宿サウナ」では着替え場所として、コンセプトルーム「DOSUKOI」をお借りします。海外の人がテンション振り切れそうなDOSUKOIは、なんと部屋の半分がお風呂!まるでプライベート銭湯のような雰囲気です。もちろん時間内なら、浴室の利用も可能です。この部屋の凄まじいところは、浴室のペンキ絵。こちらはなんと銭湯絵師である丸山清人さんの作品!本物のペンキ絵を眺めながらの入浴が楽しめます。贅沢の極み!さらに各日19:00〜の回は、オプションでBBQも可能!セルフグリル方式でお楽しみください。炭、食材、ドリンクは会場でご用意しますので手ぶらでOKです!世界にひとつだけのアロマをその場で作れる!原宿サウナVol.2では、オリジナルアロマのブレンド企画を実施。「サウナグッズ研究所」所長のPonyolion氏をゲストに招きます。30種類以上のアロマを実際にテイスティングしながら、自分好みのアロマを探します。1つ選んだら、それをベースにしながらいくつかのアロマをブレンド。世界にひとつだけのアロマオイルを作ります。完成したアロマオイルは、もちろんテントサウナで利用OK!仲間と一緒に体験すれば、それぞれ好みの違いが出ておもしろいかもしれませんね。使い切らなかったアロマオイルはお土産としてお持ち帰りいただけます!原宿サウナvol.2 予約フォーム【開催概要】 日 時:2020年10月24日(土)〜10月25日(日) 内 容:サウナ+ドリンク1杯+着替え部屋「DOSKOI」利用(浴室利用OK) 企 画:オリジナルアロマづくり(1名につき1本、1時間以内目安) 料 金:1枠2.5時間¥25,000(5名まで)+ 1名 ¥5,000(最大6名)、レンタルタオル500円 B B Q :19:00スタート回のみオプション利用可。1名¥6,000円、セルフグリル方式、食材費&フリードリンク付き 支払い:当日現金にてお支払い頂きます 持ち物:水着、サンダル、タオル。 会 場:MOSHI MOSHI ROOMS屋上(東京都渋谷区神宮前2-18-7) 主 催:Sauna Camp. 協 力:MOSHI MOSHI ROOMS お問い合わせ:info@saunacamp.net 【予約】フォームよりお申し込みください[s content="10月24日(土) 10:00-12:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月24日(土) 13:00-15:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月24日(土) 16:00-18:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月24日(土) 19:00-21:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月25日(日) 10:00-12:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月25日(日) 13:00-15:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月25日(日) 16:00-18:30の回"] Thank you SOLD OUT[s content="10月25日(日) 19:00-21:30の回"] Thank you SOLD OUT 皆様のご来場、お待ちしております!Text: Sauna Camp. illustration by @iam_wait
2020.8.17
テントサウナを楽しむには、最低限のアウトドア知識が必要不可欠!火を使うだけに、一歩間違えば大きな事故に繋がる危険性があります。安全、安心に楽しむために、知識を身につけておきましょう。ここでは「安全対策」と「キャンプマナー」をテーマに、最低限覚えておいてほしいことをご紹介。テントサウナデビューする前に、ぜひ一度目を通してください。盛り上がっている今こそ意識したい「安全」と「マナー」嬉しいことに、ここ数年でテントサウナのユーザーさんが増えてきました。キャンプ場さんの認知度も上がってきて、テントサウナOKと公言されている場所も増えてきています。ユーザー同士で「このアイテムがよかった!」なんて情報をシェアしたり、庭先や屋上などさまざまな場所で活用されていて、シーンの盛り上がりを実感しています。しかしその反面で、安全面や利用マナー面での課題もあると感じています。テントサウナを安全に楽しむためには、危険性もしっかりと知っておかなければなりません。また、周囲の方々への配慮、マナーの徹底も忘れてはいけません。懇意にしているキャンプ場さんからも、憂慮の声をちらほら聞くようになってきたので、改めて呼びかけたいというのが今回のテーマです。「一歩間違えば事故も起きる」危険性を知ろうテントサウナを楽しむ人々の中には、これまでキャンプやアウトドア遊びをした経験がないという人もいると思います。まずは外遊びには危険がつきもの、そして火を扱うことには細心の注意が必要であることを理解する必要があります。キャンプ界では「テントの中で薪ストーブを燃焼させる」というのは、そもそもアウトドアスキルの高い人たちが挑戦する冬の楽しみ方です。実は日本国内のアウトドアブランドが発売するテントの中で、薪ストーブが標準でインストールできるモデルはほとんどありません。一酸化炭素中毒、火事、火傷、そういったリスクをユーザーが負ってしまうことを考慮し、国内アウトドアメーカーからは製品としてほとんど発売されていないのが現状です。そのため、ユーザーは自分のテントにDIYで穴を開け、安全対策を万全に施しながら、テントのなかで薪ストーブを楽しんでいます。テントサウナは初めから薪ストーブを前提に設計されていますから、DIYスキルのなさから事故に繋がることはあまりないかもしれません。しかし、それ以外のリスクは同じように存在します。当然、それなりの知識と準備が求められます。まずは「一歩間違えれば命に関わるような事故につながる、危険と隣り合わせの遊びをしている」ということを自覚しましょう。アウトドアの知識を身につけて、事故を未然に防ごうキャンプを長く経験していると、自然の脅威に遭遇することがあります。突風でタープが飛ばされる、ゲリラ豪雨で河川が増水する、雪でテントが倒壊するといったトラブルです。こうした経験を積むと「ここに張れば風の影響が少ないから比較的安全だ」とか、「このまま火入れしては危ない」といった判断が自然とできるようになります。事故は偶然だけが引き起こすものではありません。知識と経験で防ぐことができることがたくさんあります。何か判断に迷ったら、キャンプ場のオーナーさんに相談するのが一番確実なのでおすすめです。アウトドアの正しい知識はさすがに書ききれないので、専門書籍などにお任せしますが、テントサウナに関する最低限のチェック項目をあげておきます。正しい知識を身につけて、安全にテントサウナを楽しみましょう。ちなみにSNSを見ていてもっともヒヤヒヤするのは、ロープをしっかりと張っていない、ペグ固定していない人がとにかく多いこと。MORZHをはじめ、いくつかのブランドはテントをロープ固定しなくても自立しますが、突風が吹けば一発でひっくり返ります。もしその時、ストーブが燃焼中で中に人がいたら……自分だけでなく、一緒にいる人も巻き込んで大きな事故に繋がる可能性があります。ペグでしっかり固定してロープは絶対に張りましょう!!▼テントサウナ安全チェックリスト<天候判断> ・強風時は絶対に使用しないようにしよう。風速10m以上の予報の日は非常に危険! ・大雨の前後は水辺の氾濫に注意が必要、無理な実施はやめよう ・天気が急に悪化した場合は、速やかに冷却して使用をやめよう <テント&ストーブ設営> ・テント設営や火器使用が禁じられている場所では絶対に行わないようにしよう ・テントは増水による影響のない、できるだけ平らな場所に張ろう ・最低でも周囲3m以内に燃えやすいものがないか確認しよう。他のテントとは離そう ・ロープは必要箇所すべてにペグ等でしっかりと固定し、緩みがないか定期的に確認しよう ・吸気口がある場合は必ず開けて使用しよう ・ストーブはサウナストーンの積みすぎに注意して、落下する恐れがないか確認しよう ・ストーブから煙突がまっすぐ伸びているか、傾きがないか確認して設置しよう ・万が一の火災に備え、水を張ったバケツや消化器などを用意しておこう ・ストーンは必ずサウナ専用のものを使おう。河原の石は熱で爆ぜる危険性があるので危険です <ストーブ火入れ、換気> ・ストーブに火入れする前に破損箇所がないか、煙突の連結に緩みがないか確認しよう ・吸気メッシュは必ず開け、雪や岩などでふさがっていないか必ず確認しよう ・ガス、または可燃性物質を使用してストーブに火入れするのは危険なのでやめよう ・よく乾燥した薪以外のものを燃料として使用するのはやめよう ・薪ストーブに火を入れた後は、必ず耐熱手袋を着用して作業しよう ・一酸化炭素チェッカーは必ず携行して設置しよう ・薪ストーブの燃焼が弱まり、煙が逆流したら速やかに換気しよう ・熾火の状態のまま中に滞在するのは一酸化炭素中毒の危険性が高いと知ろう ・アロマオイル原液を直接ストーブにかけると、油分で炎が上がる危険があると知ろう ・テントに定員以上入ると、出入りの際に火傷の危険性が増すのでやめよう <サウナ> ・高血圧、心臓疾患、妊娠中、その他医師に禁止されている人はサウナ利用を控えよう ・水分を必ず補給して、脱水症状や熱中症にならないよう注意しよう ・サウナ内にメガネやアクセサリーを持ち込むと高温になるので外して入ろう ・サウナ内に可燃性の物を持ち込まないようにしよう <水風呂、その他> ・飲酒後や子どもだけでのテントサウナ使用、川や湖への入水は絶対に止めよう ・川などの水に入るときは流れ、深さなど、周囲の安全を確認して入ろう ・冬場は寒さで身体が動きにくくなるため、一層注意しよう ・日没後に川、湖、海などに入るのは危険なのでやめよう ・子どもだけで川や湖に入らないよう指導と監視を徹底しようキャンプのマナーを守って、フィールドをシェアしよう安全管理と同じくらい大事なのがマナー、周囲への配慮です。テントサウナはユーザーが増えてきたとはいえ、日本での認知度がまだ高くないギアです。水辺のキャンプ場で楽しむ人がほとんどですが、そこには当然、キャンプを楽しみにきている人たちがたくさんいます。テントサウナ体験は素晴らしいものですが、非日常の高揚感から、盛り上がりすぎてしまうこともあります。静かにキャンプや焚火を楽しもうと思ってきている人からすれば、夏以外に川や湖へ飛び込む様は異様に感じて当然でしょう。また、釣りに来ているお客さんが顔をしかめることもあるでしょう。大前提として「テントサウナはまだまだイレギュラーな存在」という認識を持つことが大切です。もちろん、キャンプ場さんによっては夏以外お客さんが少なく、閑散期に遊びに来てくれるテントサウナユーザーを歓迎する声もあります。テントサウナのユーザーがもっと増えてくれば、その声は将来的にどんどん増えるでしょう。サウナ愛好家みんなでマナーを守り「サウナ客はマナーが良いから大歓迎」という未来を目指しましょう!大切なのは「フィールドをシェアする」という考え方ではないでしょうか。キャンパーも、釣り人も、テントサウナユーザーも、同じ場所で自然に触れたい、自然を楽しみたいという心は同じはずです。自然にも相手にも敬意を払い、マナーを守ることは誰にとっても必要です。テントサウナを楽しむ際は、煙、音、川や湖への入水など、周囲への配慮を忘れず、お互いが気持ちよく過ごせるように努めることが重要じゃないかなと思います。サウナを愛するみなさんなら、この感覚の大切さがわかると思っています。▼テントサウナのマナーチェック・テントサウナができる場所かどうか事前に確認しよう ・大声で騒いで周囲に迷惑をかけることは絶対にやめよう ・キャンプ場のルールに従い、消灯時間を守ろう ・煙が出て迷惑がかかる場所は避けよう ・混雑の激しい時期は避けよう。子どもたちの水あそびを優先しよう ・釣りを楽しむ人がいる場合、邪魔にならないか配慮しよう ・薪の燃えかすや灰はバケツに移し、所定の場所に捨てるか、鎮火して持ち帰ろう ・ゴミを残すのは絶対にやめよう、来た時よりも綺麗にして帰ろう 正しい知識とマナー、大事です!テントサウナの「安全対策」と「マナー」、イメージが湧きましたでしょうか? 誰でも気軽に楽しめるテントサウナの魅力ですが、正しい知識がないと事故やトラブルに繋がる危険があります。トライしたいと考えている方は、記事を参考にしながら安全に楽しんでもらえればと考えています。とはいえアウトドアの知識習得やテントサウナの設営、薪ストーブの取り扱いに不安のある方は多く、Sauna Camp.にもたびたび相談が寄せられています。そんな方々が安全に、安心してテントサウナデビューできるように、現在「サウナキャンプスクール」を企画しています。いくつかのキャンプ場さんと提携して、半日ほどで終わるものを想定しています。実際に設営して楽しむところまで、アウトドアで体験しながら教えてもらえる場所があればいいなという想いから企画しました。もうすぐきちんと発表できると思いますので、楽しみにしていてください。アウトドアの安全な知識を身に着けること、フィールドで紳士淑女であることが、テントサウナの未来をより自由にしてくれると信じています!Text / 大西洋
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