2022年12月、SaunaCamp.は 株式会社メトス、ファイヤーサイド株式会社と共に「一般社団法人アウトドアサウナ協会」を設立いたしました!アウトドアサウナが安全に、安心して楽しめる未来を目指して、志を同じくする仲間と活動していきます。
社会課題がたくさんある現状
SaunaCamp.はこれまで、テントサウナの楽しみ方や魅力だけでなく、安全対策やマナーの重要性を発信してきました。テントサウナはアウトドアの知識と経験が必要であると考えられますが、ユーザーはアウトドアに熟達した人ばかりとは限りません。火を扱う遊びなので、いつか大きな事故に繋がるかもしれないという危機感をもっていました。安全とマナーの啓蒙は、文化を守る上で欠かせなかったのです。
(2020.8.17)テントサウナを楽しむ全ての人に最低限知っておいてほしいアウトドアの基礎知識&マナー
(2021.2.15)すべてのテントサウナユーザーに守ってほしい、テントサウナ安全ガイドライン(案)Part.1
(2021.2.15)テントサウナ安全ガイドライン
(2022.1.12)雪の事故に注意!真冬のテントサウナで知っておくべき危険ポイントまとめ
(2022.11.17)書籍「テントサウナのすべてがわかる本」にて安全啓蒙ページ作成
また、ユーザーだけでなく事業者も増えてきたことで、新たな課題も浮かびあがりました。イベントにおける法解釈もその1つです。テントサウナのイベントを実施したくても、実行力をもったガイドラインが存在しない。現行法と合わない部分が大きく、現実的に不可能に近いハードルを課せられるということは、かねてより課題として認識していました。
そして、テントサウナ販売者の増加も新たな課題となりました。販売者の一部には、実際にはテントサウナとして機能しないものや、最低限必要な機能を備えていない品を「テントサウナ」として販売している例がありました。ユーザーが購入前にこれらを事前に判断するのは、ほぼ不可能といえるでしょう。製品自体に、一定の基準が必要なフェーズになっているのかもしれません。
同じ志をもつ2社との出会い
サウナイベントでよくお会いするテントサウナ関連事業者の方々とは、これらの課題についてよく話し合っていました。具体的にプロジェクトが動いたのは、2021年11月。山梨県の観光課が主導する「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」に参加したときでした。
山梨県はアウトドアサウナに適したフィールドをたくさん抱える地域。しっかり整備して、観光資源として活用していきたいという県主導のプロジェクトに、SaunaCamp.も参加させていただきました。
プロジェクトメンバーが集まったある日、メトス、ファイヤーサイド、SaunaCamp.の3社がそろって談笑しているうちに「そろそろ基準を作る団体が必要だね」という話になりました。かねてよりみんなに共通する課題だったので、協力して進めていこうと握手を交わすまでに時間はかかりませんでした。そして準備期間を経て、アウトドアサウナ協会が立ち上がったというわけです。サンキュー山梨県!グッジョブ山梨県!
アウトドアサウナの未来のために
アウトドアサウナは日本でまだ歴史が浅いですが、この数年で多くの人が楽しむようになりました。地域活性化やオフシーズン活用など、社会的な期待も寄せられています。文化が健全に発展していくためには、やはり実効性の高い基準が必要です。
プロジェクトを共に立ち上げたメトスさん、ファイヤーサイドさんは薪ストーブやサウナのプロフェッショナル。豊かな知識と経験をもつ2社とご一緒できて、光栄に感じています。SaunaCamp.には事業者の声、ユーザーの声、ヒヤリハットなど、多くの現場の声が届いています。こうした知見を活動に反映できたらなと願っています。
誰もが安全に、安心してアウトドアサウナを楽しめる未来を目指して頑張ります。みなさまどうぞよろしくお願いします!
一般社団法人アウトドアサウナ協会 ホームページ
https://outdoor-sauna-association.jp
※2023 年1 月頃に一般社団法人アドレスへ移行予定
プレスリリース
https://outdoor-sauna-association.jp/notice/release