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【プレスリリース】アウトドアサウナ業界の持続的な発展を目指す団体 『一般社団法人 アウトドアサウナ協会』設立

SaunaCamp.は、株式会社メトス、ファイヤーサイド株式会社と共に、アウトドアサウナ協会を設立することとなりましたので、お知らせいたします。

(以下プレスリリース抜粋)

アウトドアサウナ市場の持続的な発展と、利用者の安全で健康的なアウトドアの活用を目的としてアウトドアサウナの製品安全基準の確立や安全な利用方法の啓蒙活動を行う。

2022 年 12 月 12 日
一般社団法人 アウトドアサウナ協会

近年利用者が急増している屋外向けのサウナ:テント型サウナ、トレーラー式サウナ、サウナ小屋等(以下、「アウトドアサウナ」)の利用上の安全性向上と持続的な発展を目的とし、アウトドアサウナの取扱いを行っている 株式会社メトス(東京都中央区)とファイヤーサイド株式会社(長野県駒ケ根市)と株式会社サウナキャンプ(東京都葛飾区)の 3 社は、2022 年 12 月に一般社団法人 アウトドアサウナ協会(東京都中央区、代表理事:吉永昌一郎)を設立いたしました。

協会発足の経緯

空前のアウトドアブームとサウナブームが相まって、近年人気が高まっているアウトドアサウナは、利用者の増加に伴い、利用マナーについての問題視や重大事故の危険性をはらむ情報も聞かれるようになり、アウトドアサウナを取り扱う企業として、日々胸を痛めております。アウトドアサウナは薪を熱源とするサウナストーブを採用している製品が主流ですが、利用においては、使用場所における事前の条件確認や、利用方法に関する正しい知識と安全意識が必要です。 設計に不備がある製品が市場に出回っていることや、法令に準拠しない DIY のサウナによるトラブルも見られます。
一方、急速に広がる利用シーンに対して、アウトドアサウナに関する既存の法律上の位置付けの整理やそれに基づく自治体に対するガイドライン(技術的助言)の整備が追いついていないために、アウトドアサウナの利用に対する行政指導などで判断にとまどう自治体も少なくないようです。当協会は今後、消費者が安心してアウトドアサウナを楽しめるよう、有識者や行政諸官庁と連携を図り、製品上の安全基準や設置・運用基準等の整備を図り、アウトドアサウナ業界全体の発展に尽力して参りたいと存じます。
なお、2023 年 4 月以降からは会員を拡げていくことも検討しております。

アウトドアサウナ協会理事のコメント

代表理事 吉永昌一郎
株式会社メトス 代表取締役社長

メトスが日本でアウトドアサウナを始めてからすでに 13 年が経ちました。
フィンランドをはじめとしたヨーロッパではすでに「アウトドアサウナ」は、サウナのジャンルのひとつとして定着しているものの、実はその歴史は日本とほぼ変わりません。弊社がアウトドアサウナの扱いを開始した目的は、被災地や野外のインフラの整っていない場所における採暖や入浴の支援でした。特に軽量で設置方法も簡易なテントサウナ®から導入を開始しました。東日本大震災における支援活動の一環として活用された他、サウナ嫌いやサウナ自体を知らない人向けの浴育(よくいく)、生火を扱うことに慣れていない人向けの火育(ひいく)のツール、そしてアウトドアアクティビティのひとつとしても活用範囲が広がってきました。アウトドアサウナのバリエーションも、トレーラー型、ログ型、バレル型、テント型と多種多様な広がりを見せ、その使用目的も採暖、談話室、入浴補助設備と多岐にわたります。
“アウトドア”と冠しているとは言え、アウトドアサウナはれっきとしたサウナです。
「サウナ」にはサウナたる定義が世界規模で存在します。同様に、日本にも独自の安全等の技術面、衛生・安全管理等の運営面から、法令や条例としてのルールが定められています。それは使用および仕様条件、設置方法、製品性能によって異なるべきものです。現行のサウナに関する法令・条例は、規制を設けるルール作りが先行し、技術革新等に伴う規制緩和のための見直しはなされぬまま現在に至っています。
アウトドアサウナについて言えば、特定の法令・条例は存在せず、屋内のサウナのルールを無理やり適用しようとするが故の安全対策の不十分さ、過剰なルールの縛りといった問題が発生しています。私たち 3 社は、十分な経験・知識を有する人たちが集まり、ノウハウを公開しあいながら、より製品特性に合致した、安心・安全を確保できるルールの作成の必要性を感じています。合わせて、サウナがもたらすと言われているメンタルヘルスケアに関する研究、エコや SDGs の観点に立った取り組みも今後行っていきたいと考えております。
皆様のご理解とお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

専務理事 大澤和男
ファイヤーサイド株式会社 専務取締役

この度、安心・安全なアウトドアサウナの実現に向けて志を同じくするメンバーと共に、当協会への参加を決意致しました。
日本におけるサウナ文化はここ数年で人気が加速度的に高まり、インドアの枠を超えてアウトドアのレクリエーションとして新たな脚光を浴びております。
しかし、サウナの市場規模が拡大する中で、アウトドアサウナにおいては社会と快適に共存するための安全対策やルールの周知、環境整備などが置き去りにされていることも事実です。
当協会としては、これからの時代にふさわしいアウトドアサウナのありかたを見つめ、これまでの現場目線の経験を活かして、健全な環境のもとで消費者の安心・安全が尊重される楽しいアウトドアサウナの普及に尽力してまいります。
これから皆さまのご支援、ご指導を賜りながら試行錯誤を重ね進めて参りますが、これからの活動に対しご要望やアイディアなど忌憚のないご意見をお寄せいただけますと大変ありがたく存じます。
サウナご愛好の皆さま、またこれからサウナをはじめられる皆さまが、サウナを生涯の友として益々ご発展されますことを祈念してご挨拶とさせていただきます。

専務理事 大西洋
株式会社サウナキャンプ 代表取締役

アウトドアサウナは、本場のサウナ体験が手軽に楽しめることから、ここ数年で急激に人気
が高まったアクティビティです。森林、湖、川など自然環境そのものが新しい魅力をもつことから、観光や地域創生での活用を期待する自治体や事業者も増えてきました。
しかし、これまで日本になかった文化ということもあり、ユーザーが守るべきマナー、安全な使い方、正しい製品の選び方などについて、統一的な基準がなく、知識の啓蒙も追いついていませんでした。
また、製品が有するべき最低限の機能に関する基準などが規定されておらず、使っていた機器そのものが原因で発生したトラブルも徐々に増加。ユーザーと事業者どちらからも、ガイドライン策定を望む声があげられてきました。
事故やトラブルの予防は、文化を健全に育む上でもっとも重要。経験豊かな2社と共に、こうした課題に取り組むことができて大変光栄です。
誰もが安全に、安心して楽しめる環境づくりを目指して、最大限努力していきたいと考えて
います。

<協会名> 一般社団法人 アウトドアサウナ協会(略称:アウトドアサウナ協会)
<住 所> 東京都中央区築地 6-16-1
<代表理事> 吉永 昌一郎
<ホームページ> https://outdoor-sauna-association.jp