新緑の季節が近づき、いよいよ春本番。あたたかくなってきて「そろそろテントサウナを楽しみたいな」と考えている人も多いのではないでしょうか。久々にフィールドへ出るのは気持ちのいいものですが、時間が空いている分トラブルも起こりやすいもの。現場で「しまった!」と絶望しないために、機材や消耗品、メンテナンスの必要性をチェックしてみましょう。
久々にフィールドへ出る前に
久々にテントサウナを引っ張り出してキャンプ場に着いたものの、トラブルでサウナに入れなかった…なんてことは避けたいですよね。「機材」と「消耗品」のなかでも、特に注意しておきたいポイントをまとめてみました。
<機材>
テント、ストーブ、ベンチに破損している箇所はないか
テント固定用ロープ、フレームは収納袋に入っているか
ペグの本数は足りているか
耐熱グローブ、火ばさみ、スコップ、灰捨てバケツはあるか
夜間用の照明はあるか
<消耗品>
着火剤、チャッカマンはあるか
アロマオイルの残量はあるか
薪を持参しているか(現地で調達できるか)
そのほか、基本的な持ち物がすべて揃っているか、必ずチェックしておきましょう!
クリーニングしておけば快適
久々にテントサウナを出してみたら、ちょっと汚れが気になる…なんてこともあるかもしれません。水分が残ったまま、よく乾燥させずに保管していると、最悪カビが発生してしまうこともあります。最後に使ってから時間が経っている場合は、一度テントを袋から出して、天日で干しておくとよいでしょう。
より本格的にキレイにしてから使いたいという方は、テントクリーニングサービスを利用するのもおすすめです。オプションのUV加工や撥水加工もセットで利用すると、シーズン中のダメージを軽減してくれます。
もしもテントに壊れかかっている個所がある場合は、修理サービスを利用してはいかがでしょうか。ちょっとした破損は、そのままにしておくと決定的なダメージになってしまうこともあります。大切なテントを長く使うためにも、定期的なチェックを欠かさず行いましょう。
【参考】テントサウナ MORZH クリーニング&修理サービス ご利用ガイド
場所と天候のチェックをしておこう
以前はテントサウナができた場所でも、テントサウナ利用を中止しているケースもあるので、必ず訪問前に確認しておくと良いでしょう。どこでテントサウナができるかわからない場合は、SaunaCamp.の全国テントサウナができる場所MAPをチェックしてみてください。
そして、もう1つ気をつけておきたいのが天候チェックです。春は強風の季節。風速5メートルを超えるような日は、中止することを推奨しています。火が入った状態でテントが倒壊すれば、大きな事故につながる危険があります。1年に1度は、テントサウナ安全ガイドラインを読んでいただければ嬉しいです。
【参考】テントサウナを楽しむ全ての人に最低限知っておいてほしいアウトドアの基礎知識&マナー
安全とマナーに気をつけて楽しもう!
テントサウナを愛好する人は日に日に増えています。キャンプ場でもよく見かけるようになりました。人口が増えると、トラブルも増えるもの。「テントサウナをやっているやつはうるさい!」など悪い評判が広まってしまうと、禁止のフィールドも増えてしまいます。みんなで安全とマナーに気をつけていけたらいいなと思います!
テントサウナのHowToやメンテナンスがまとめて知りたいときは、書籍「テントサウナのすべてがわかる本」をぜひ読んでみてください。SaunaCamp.が培った知識が詰め込まれています。シーズンインの前に、よろしければご一読いただけたら嬉しいです!
文:大西 洋(SaunaCamp.)