サウナーはなぜか、音楽フリークが多い。
サウナで感じる恍惚と、音楽のトリップ感。
この2つに共通するものがあるからかもしれません。
今回はサウナキャンプ番外編、
ととのいプレイリストをご紹介します。
最高に気持ちのいい音楽で、サウナをより豊かに。
xxyyxx 「About You」
サウナではじめて「ととのう」感覚を味わった時、
脳内にながれていたのはこの曲でした。
強烈なレイドバック感、浮遊する身体感覚、
曲後半でおしよせてくる恍惚とした音の渦…
サウナをテーマに作ったのか?と思ったほどです。
1曲だけ選ぶとしたら、この曲を推します。
ドープで壮大なサウンドスケープが魅力で、
音階だけ聞くと途端につまらなく感じてしまいます。
ぜひヘッドフォンなどで聴いてほしい曲です。
ちなみにこの曲を発表したのは17歳の時。
xxyyxx、恐ろしい才能だと思います…。
FKA twigs 「Water Me」
ジャマイカ、スペインにルーツをもつイングランドのアーティスト。
神秘性すら感じる佇まい。音楽性も極めてオルタナティブ。
「Pendulum」と迷いましたが、こちらの方がサウナ向き。
どちらのMVもかなりアート志向強め、一見の価値あります。
あぁ…何かが降りて…くる……というサウナの恍惚を、
音で感じさせてくれる1曲です。
(ちょっとバッドトリップ感ありますが)
サウナの神秘性を、音で感じさせてくれます。
Christopher Willits 「CLEAR」
サンフランシスコを拠点に活動するアーティスト。
電子音とギターを融合させるスタイルのパイオニアで、
坂本龍一との共作でも知られています。
透明感、清涼感のあるサウンドは、
水からあがった際に心を落ち着かせてくれます。
自然に存在する音にかなり近い心地よさ、
サウナキャンプでかけている率No.1です
サウナ室内にも、ととのいにも…。
実用性抜群のサウナサウンドです。
Ben Watt 「Deep Folk Mixtape」
キャンプで夕暮れから夜に変化していく時間や、
まどろむ焚火の時間、彼のミックステープが良く合います。
『ノース・マリン・ドライヴ』の印象が強いベン・ワットですが、
個人的には90年代半ば以降からの
クラブ・ミュージックにアプローチした作品のほうが
サウナに通じる陶酔を感じて好みです。
彼の発表するミックステープはハズれがありません。
サウナのみならず、休日の音楽としてもオススメです。
Hiatus Kaiyote 「Breathing Underwater」
メルボルン発のフューチャー・ソウル・ユニット、
ハイエイタス・カイヨーテ。複雑極まるグルーヴが魅力。
紹介するのはVoのネイパームのアコースティックver。
本家はかなり強烈なので、サウナにはこちらかなと。
サウナ音楽はどうしてもヒーリングに寄りがちですが、
トライバルな音楽もルーツには存在するのかも…。
スウェット・ロッジを想う時に鳴っているのはこんな音。
サウナには「生を確かめる」という側面があると思います。
燃えるような暑さで死を感じ、冷たい水で蘇る。
ハイエイタス・カイヨーテの音楽は、
圧倒的なバイタリティーを感じさせます。
サウナを感じる理由は、そんなところなのかも。
おわりに
今回のプレイリスト企画、参加させていただいたのは、
Twitterで活躍するサウナーの皆様との共同企画です。
たまたま音楽の趣味が近い、のではなく、
サウナーだからこそのセレクトを感じさせてくれます。
ぜひご一読を!
次回があれば、邦楽、ヒップホップやR&Bなど、
他のジャンルも今後紹介したいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました!
Text : Sauna Cool