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サウナー視点でみる、テントサウナの魅力

サウナーにとって、テントサウナの魅力ってなんだろう。

キャンプとの相乗効果はひとまず別問題として、
純粋にサウナにおけるひとつのジャンルとして

その魅力に触れていきたいと思います。

セルフ ロウリュが存分に楽しめる

なんといっても、まずはコレではないでしょうか。
そもそもですが、プライベートサウナなんですから!

セルフロウリュウを楽しめる店はもちろん存在します。
でも常連さん、居合わせた人との兼ね合いは避けられないもの。

プライベートサウナで、セルフ ロウリュウに興じる。

この行為を最も現実的、安価に叶えてくれるギアが、
テントサウナなんだと思います。

photo by Kohei Soeda

薪の燃える音、川のせせらぎや湖の波音を聴き、
静謐な空間で、自分の思うままにロウリュウを楽しむ……。

(あ、ちょっともう書いてるだけでサウナ行きたくなってきました……)

ちなみに筆者の生活圏内にもセルフ ロウリュウができる場所はあります。
しかし、常連さんがいるとなかなか一歩ふみだせず。
バチボコに怒られたらどうしよう……」とビビるばかり。

テントサウナで初ロウリュウした時は、感慨ひとしおでした。

天然の水風呂は、シングルも当たり前

photo by Kohei Soeda

水風呂の温度で一喜一憂するのは、サウナーの常。

10℃未満のシングル水風呂ともなれば、
わざわざ遠方まで繰り出す愛好家も多いですよね。

季節やスポットに大きく左右されますが、
湖や川で水温10℃未満になることはザラです。
流れもあるので、体感はかなりキンキンに感じます。

初冬にサウナキャンプしたときは、
あまりの冷たさに肌がビリビリ痺れ、
水のなかで身体が思うように動かない感覚を覚えました。

結果、壮絶なサウナトランスに包まれました……。

ちなみにテントサウナはけっこうちゃんと温度を上げられます。

ギアとして紹介する際にくわしく書きますが、
実際に室温計で80℃までは達することができました。
この状態でロウリュウをすると、一気に体感温度があがります。

大自然の外気浴に、意識が溶け出す快感

ロウリュ、水風呂、最後のファクターはやっぱり外気浴

そもそも最初から最後まで外気浴なのがサウナキャンプですが、
水からあがったときの解放感たるやもう……

同じ景色のはずなのに、一層ビビッドに見えてくるんです。
なんというか、視界に彩度があがるフィルターがかかったみたいな、
凡庸な表現ですが、五感が研ぎ澄まされた感覚になります。

大自然の中、風に吹かれながらととのっていると、
いま自分が日本に、日常にいる気がしません、

「どこだろうこの美しい世界は」という昂りが、
とめどなく押し寄せてきます。

ほかにも色々メリットがある

言い出したらキリがないし、
今後はデメリットの話も書いていきますが、

とにかくサウナキャンプは自由なんです。

・サウナ内で好きなだけ飲食できる
海外ではビール飲んだり、ストーブでソーセージ焼いたり、
パブリックサウナではできない楽しみ方ですよね。

・ウィスキングできる
ヴィヒタ身体パシパシことウィスキング。
普通のサウナではヴィヒタが設置してあっても香り用など、
実際にウィスキングできることは稀ですよね。

・自分好みのアロマでロウリュウできる
あまりアロマに造詣が深くないのですが、
一般的な施設だとミント系がメジャーでしょうか。
ベルガモットなど柑橘系も販売されているので、
好みの香りで楽しめるのは魅力ですね。やってみたい。

・男女でサウナに入れる
男女でサウナに入れる……!!
えっ、あれ、どうしよう(どうしよう?)

ほんの少しテントサウナの自由度が伝わったでしょうか。
要するに手軽なプライベートサウナなんだと思います。

次回は、

キャンパー視点から、
テントサウナの魅力を紹介します!

text / Sauna Cool