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タイニーハウスデザインコンテスト2018 に応募した作品『SAUNA HOUSE』がYADOKARI賞を獲得!

山梨県小菅村とタイニーハウスメディアYADOKARIが共同開催する「タイニーハウスデザインコンテスト」で、Sauna Camp.が仲間と共に設計、デザインした作品『SAUNA HOUSE』がYADOKARI賞を受賞しました!

最優秀賞は建築が確約!
建築デザインコンペに「サウナ」で挑戦してみた

いきなり建築デザインコンペってどういうこと⁉︎ と言われてしまいそうですが、実は昨年から着々と準備を進めていました。

タイニーハウスデザインコンテスト」は、東京と山梨の境にある小菅村と、タイニーハウスメディアYADOKARIの官民協働で行われる企画。このコンテストはなんと、受賞作品が実際に建設され、村の試住・移住の拠点となり、さらに販売も行っていくというもの。マジで建てること前提の超実践的コンテストなのだ。

YADOKARIと小菅村の官民協働で行われ、最優秀作品は建設が確定する

第2回目となる今年のテーマは「森林(自然)の活用」。小菅村は林業が盛んで村内の95%が森林、そして多摩川源流が流れており、ミネラルウォーターの採水地としても知られている。

「え…それってサウナ一択なのでは…?」

このサイトをご覧のみなさんなら、きっと同じことを思うだろう。木材はサウナ建屋と薪に、水質抜群の多摩川源流は最高の水風呂になる。そう思うのがサウナ好きとして自然である。なにしろ川も湖も海も水風呂と呼ぶくらい好きだから。激辛担々麺屋にも水風呂あってほしい派だから。

でも冗談抜きで、この1年ほど「サウナと地域創生」には大きな可能性があると考えていた。地元の人からみたら当たり前の地域資源が、サウナにとっては垂涎のロケーションであることはままある。地域創生の文脈で自治体がサウナに注目してくれれば、僕たちの大好きな湖畔や清流沿いに、サウナが増えるかもしれない。今回の企画、最優秀作品は建築確約。東京から1時間半の場所に、サウナのあるタイニーハウスが建つかも…。ワクワクが止まらない、やらない理由がない。なにより、僕はそんなタイニーハウスが欲しい。

そんなワケで、昨年秋に、プロジェクトチームを結成しました。

▽建築設計デザイン担当
「サウナ部」の建築士コンビ!

某社「サウナ部」のカワちゃん(右)、おりゅう(左)。一級建築士、二級建築士の資格を有するプロ中のプロ

建築デザインコンペに挑戦するにはやはり建築のプロが必須。というわけで某社サウナ部に所属する、建築のプロのおふたりに協力を仰いだ。一級建築士、二級建築士のふたりがいなければ、絶対に受賞までたどり着けなかったと思います。建築とサウナ、双方に深い造形がある友人、近くにいてくれたの奇跡…!

▽イメージビジュアル担当
『銭湯図解』の塩谷歩波さん!

『銭湯図解』でおなじみのイラストレーター塩谷さん。このプロジェクトに必要不可欠なイメージ画を担当

小杉湯の番台であり、銭湯イラストレーターの塩谷歩波さんには、このプロジェクトに絶対参加してほしかった。サウナハウスのイメージを具現化するには『銭湯図解』のイメージがぴったりだったので、即座にオファーしました。いまやNHKで特集を組まれるほどの有名人!超多忙な中、スケジュールをあけて頂き感謝がつきません。

▽全体コンセプト&テキスト担当
Sauna Camp.

『SAUNA HOUSE』全体のコンセプトと文章、構成を担当。『SAUNA HOUSE』が小菅村にどんな未来を運んでくるか、どんな広がりが生まれるのかを考えました。ミーティングでは「こういうサウナハウスがほしい」「こうじゃなきゃいやだ」などなど建築チームに口を出して困らせましたが、全部クリアされて驚きました…大変満足しています。20㎡程度で2階建てまでの家にサウナを入れるというミッションをカタチにできたのは、仲間のみんなのおかげです。

ちなみに建築提案書はぜんぶサウナでつくった

今回のコンペ応募にあたり、タイニーハウスのコンセプトやデザイン、設計にいたるまでほぼすべての作業をサウナで行いました。サウナでやるとほんとにはかどりますね。作業終わらないとサウナ入れないシステム導入するとなおさらはかどります。締め切りが迫るにつれて作業がハードになり「次のアウフグースまでには…絶対…」とうわごとのように繰り返す仲間たち。あの時はすまなかった…。しかしながらスカイスパは作業やミーティングに最適すぎましたありがとうございます!

そんな苦労が報われて、きちんと賞をいただけたことは素直に喜ばしく思います。本業の合間をぬってプロの仕事をしてくれた3人の仲間を心から誇らしく思います。ぼくらが言うことじゃないかもですけど、すごいメンバーです。全員、超真剣に最優秀賞ねらって本気でやりました。惜しくも最優秀賞は逃しましたが、124作品のなかから選ばれた7作品のなかに『SAUNA HOUSE』が入ったことで「サウナ×地域創生」という1つの可能性を示せたんじゃないかなと思っています。

今後の動き、また報告します!

最優秀賞以外の作品は建築確定ではありませんが、まだあきらめておりません!去年の受賞作品も、最優秀賞以外も建築されている例もあるようです。YADOKARI賞のコメントには「すぐにでも建設したい提案である」といただきましたので、全力で真に受けるつもりです!今後は授賞式に参加する予定ですので、なにかおもしろい動きがあれば、またこちらでご報告させていただければと思います。

各地方自治体に、地域資源の活用としてサウナが注目されれば、日本にこれまでなかったサウナができるはず!湖のそばにはサウナ、清流があるならサウナ建てるべきだよね…そんな未来は遠くないかもしれません!

 ▽『SAUNA HOUSE』はここでチェック

タイニーハウスデザインコンテスト2018結果発表